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会者定離:自覚的サヨーナラ

「現実には別れるのを覚悟の上で俺たちは出会う」 むかーしむかしあるところで、敬愛する音楽家がそんなことをラップしていましたとさ。 Continue Reading →

百八輪之堕落

crystal of dark

暗闇でしか育たない花がある。その花は闇を好む。無限のように思える闇は、花が吸うほどに湧き続け、お前は何処までも深く闇に落とされるだろう。その間にも花は育ち続ける。
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妄想のススメ:Inspired by 坂口安吾/堕落論

テレビ東京アナウンサー大江麻理子と結婚したい。するわ。三十路に入った、しがないイチテレビ視聴者男がそんな戯言を結構本気で言って、女子共にひかれる@飲み会。テレビを観ながら、大江さんて一歩下がって夫をたてることも出来そうだし、かといって芯の通った頑固な面も持つ魅力的な女性で・・・的な妄想をしているからそんな事をほざき出すわけで。
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Track Review: THA BLUE HERB / STILL RAINING, STILL WINNING

THA BLUE HERB / STILL RAINING, STILL WINNING

どうやら甘えすぎていたらしい。THA BLUE HERBにとって沈黙の2011年が明け、何を見せてくれるのか。無情と理不尽が横行し、そして風化していく暗闇の日本をどう照らしてくれるのか。これまでTHA BLUE HERBはその思想性から、ファンたちを含め宗教的と揶揄されることも少なくなかった。それは同時に、彼らの音楽に救われた者が多くいることを表しているだろう。しかし、今回ばかりは甘かった。この甘えこそが宗教的だ。2012年、彼らがこの暗雲立ち込める日本を変えてくれるはずだ、と。 Continue Reading →

Short Album Review: rei harakami / red curb

rei harakami / red curb

突然の訃報と共に、今ここではしくしくと雨が降り出した。今夜、どれだけレイ・ハラカミの音楽が優しく世界を包むことだろう。
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日本人的季節感性

日本人的季節感性

夏になると、蝉の声が象徴的に登場するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を見たくなる。また一方で、真冬の夜に暖房の効いた部屋でエヴァンゲリオンを見ていると、開放的でギラギラした夏を待ち焦がれるのだ。ただ、エヴァンゲリオンの舞台である2015年の日本は一年中夏であり、四季がない。2000年に起きた「セカンド・インパクト」と呼ばれる災害が原因で南極大陸が消滅し、地球が温暖化したためだ。 Continue Reading →

岡本太郎/森の掟

「死に直面したときこそ、
生の歓喜がぞくぞくっとわきあがるのだ。
血を流しながら、にっこり笑おう。」
-岡本太郎

image via allabout.co.jp

邦洋集合:向井秀徳

Number Girl / NUM-HEAVYMETALIC

「神様仏様、一生のお願い」子供の頃、誰もが口にしたことのある祈りではないだろうか。日本に土着していた神道と、大陸から伝来した仏教が融合した、神仏習合の典型的な現れだ。

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音楽的断層: SEEDA&VERBAL

SEEDAVERBAL

image via barks.jp, avex network

現代、チャートを賑わせるポピュラーな日本の音楽は、大部分が輸入音楽を日本で再構築したものだ。2000年前後にお茶の間へ届き始めたヒップホップもその一つだろう。但し、届いたというのはチャート上のお話だ。
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Short Album Review: Speech / Speech

Speech / Speech

この世の苦悩が色褪せていくようなまばゆい夕陽の光。どうせならそんな陽光がこの音楽ものせて降り注いでくれればいいのに、と思わせるほど太陽に合うヒップホップ&ソウル。
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爽死:「宮沢賢治/眼にて云う」より

宮沢賢治

「死」という言葉ほど、全く異なる意味を含んだ言葉はないと思う。自分達が生きる中で直面する死はあくまで自分から見た、他者の死だ。恐らく我々が知る「死」とはそういった他者の死から見、知り、感じたことが基盤となっているのではないだろうか。そんな他者の「死」と、いつか迎える自分自身の「死」は、意味が絶望的に異なるのだ。

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Jackson Pollock / Convergence

“It [abstract art] should be enjoyed just as music is enjoyed.”
「抽象絵画というものは、音楽を楽しむように味わえばいい」-Jackson Pollock, 1950

image via AllPosters.com

Track Review: rega / Onepiece

rega / Onepiece

 
 井出竜二のギターが歌を奏で、青木昭信のベースがグルーヴを唸り出し、三宅隆文のドラムがビートを躍らせる。regaを創り上げたオリジナルメンバー3人からこの曲を聴きとるのもよいが、配信限定シングル「Orange」より前ギタリストと代わる形で正式メンバーとなった、もうひとりのギタリスト四本晶の果たす役割から聴いてみたい。 Continue Reading →

Short Album Review: The Rapture / Echoes

 パンク・バンドがハウスやディスコ、ファンクを手のひらいっぱいにつかみ、握りつぶして、こぼれ落ちた音をアルバムに収めたような一枚。
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Short Album Review: The Clash / London Calling

 人間の創造するモノは、「その時代の空気や背景のなかで、なにを成し遂げようとしているのか」という点を知ることによって理解を深めることができるものだ。しかし、パンク創生期のフォロワーとしてデビュー作でロンドン・パンクの支柱となったクラッシュが、その2年後に本作を創り上げた背景を知るにはちょいと時間がかかる。エルヴィス・プレスリーのパロディーでもある、世界一有名なジャケットの一枚として知られるサード・アルバム。
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有終之美

夜中零時過ぎ。一匹のツクツクボウシが鳴いている。

九月に入ってから夜になると、自分の部屋の大きな二つの窓は、冷蔵庫のドアを開けたみたいにヒヤッとした心地いい風を運んでくる。そんでもって、機械的な冷蔵庫のモーター音よりずっと美しい鈴虫やコオロギのさえずりが部屋を包む。
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